名古屋刑務所
2008年 10月 27日
10月18日、西加茂郡三好町へ行きました。
名古屋市から西、豊田市へ行く途中にあるこの街は
住宅街が広がる普通の街です。
そんな住宅地の近所に名古屋刑務所があります。
名古屋刑務所といえば、刑務官による受刑者への集団暴行事件。
近頃、新聞やテレビ等でもよく目にしますが
塀の中の出来事はなかなか外には漏れないものなのでしょうね。
…というわけで「三好矯正展」に行ってきました。
刑務所内で作業を行っている受刑者の人たちの作品の展示即売会です。
ほかにも地域の人たちによる演奏など結構盛りだくさんなイベントなのですが
本日一番の目的はなんといっても「名古屋刑務所内施設見学」です。
なかなか機会がありませんからねー。
刑務所の入り口です。
刑務所内は撮影禁止なので、写真は撮れませんでした。
が、入り口から少し見える壁の上部には高圧電線防犯線が張られているのが見えます。
また、壁の四隅には監視やぐらがあります。
中に入るとルートは決まっており、各所に刑務官が配置されています。
見学したのは、まず作業場。
木工加工の工場がありました。
次は建物内に入り、廊下の両側にある作業場を見ます。
作業場の様子や加工品を見ると
アッセンブリ(組立)やワイヤハーネス加工などを行っているらしいです。
工場すっごく整頓されています。
受注側企業の工場監査なんかあるんだろうか?と旦那。
作業場はいくつかあり、編みカゴなどの作業場も。
こういう手作業の製品は人手不足、コスト高のため
一般の企業ではなかなか出来ないので結構注文が入ってくるそうです。
建物には食堂や風呂場もありましたが、
そこは閉まっていて開放されていませんでした。
でも、ちゃんと廊下から覗けるようになっているので見ました。
下駄箱にも作業場の机にも
全て番号が書かれています。
講堂もあり、お坊さんの講演なども聞けるようになっています。
なので、印象としては工場や企業というより学校みたいな感じ。
作業場も、一昔前の学校の図工室や理科室のように
きれいに整頓され、無駄なものや個人のものが一切ありません。
廊下には歩き方の姿勢を絵付きで解説した説明図がかけてあります。
もちろん、学校のような「○○しましょう!」という説明ではなく
手を振る角度から細かく指示したものでした。
新しく出来たお風呂も見学しました。
細長い浴槽に等間隔で番号が振っています。
浴槽内の壁に沿って一段高くなっていて
そこに座ってはいる形になっています。
壁沿いにはシャワーとお風呂用のイス、洗面器が等間隔であり
ここにも番号が振られています。
またガラスで仕切られた監視室があります。
このお風呂は一度に60人が入浴できるそうです。
お風呂の時間は15分、慣れれば15分もかからず済ませられるとのこと。
この説明をするときに刑務官が
「お風呂に入ってまずイスに座らせ」と言い
その後、気づいて「座ってもらって」と言いなおしました。
お風呂の様子も銭湯のようなお風呂を楽しむものではなく
あくまでも身体を清潔にするためのもの。
流れ作業でどんどん入れ替わり入るようです。
刑務官の説明やこのお風呂場を見て
私が学校のようだと感じたわけが分かりました。
ここは上下関係がある場だと強く感じさせられるからです。
小学校のように、刑務官が先生で受刑者が生徒、
ここでは同じ大人ですが、刑務官はあくまでも受刑者より立場が上であり
監視する者と監視される者、
命令をする者と命令を聞く者
という上下関係が、建物や刑務官の態度から感じられました。
長~く続く高い壁。
中の建物が少しだけ見えます。
高台の家なら、刑務所の中、かなり見えるんでしょうね。
この壁の中は、ずーっと高圧電線が張られています。
中から見ると、この高い壁は非常に威圧感を感じます。
帰りは果物やらステンドグラスやらを買って帰りました。
バイバイ、またね。
名古屋市から西、豊田市へ行く途中にあるこの街は
住宅街が広がる普通の街です。
そんな住宅地の近所に名古屋刑務所があります。
名古屋刑務所といえば、刑務官による受刑者への集団暴行事件。
近頃、新聞やテレビ等でもよく目にしますが
塀の中の出来事はなかなか外には漏れないものなのでしょうね。
…というわけで「三好矯正展」に行ってきました。
刑務所内で作業を行っている受刑者の人たちの作品の展示即売会です。
ほかにも地域の人たちによる演奏など結構盛りだくさんなイベントなのですが
本日一番の目的はなんといっても「名古屋刑務所内施設見学」です。
なかなか機会がありませんからねー。
刑務所の入り口です。
刑務所内は撮影禁止なので、写真は撮れませんでした。
が、入り口から少し見える壁の上部には
また、壁の四隅には監視やぐらがあります。
中に入るとルートは決まっており、各所に刑務官が配置されています。
見学したのは、まず作業場。
木工加工の工場がありました。
次は建物内に入り、廊下の両側にある作業場を見ます。
作業場の様子や加工品を見ると
アッセンブリ(組立)やワイヤハーネス加工などを行っているらしいです。
工場すっごく整頓されています。
受注側企業の工場監査なんかあるんだろうか?と旦那。
作業場はいくつかあり、編みカゴなどの作業場も。
こういう手作業の製品は人手不足、コスト高のため
一般の企業ではなかなか出来ないので結構注文が入ってくるそうです。
建物には食堂や風呂場もありましたが、
そこは閉まっていて開放されていませんでした。
でも、ちゃんと廊下から覗けるようになっているので見ました。
下駄箱にも作業場の机にも
全て番号が書かれています。
講堂もあり、お坊さんの講演なども聞けるようになっています。
なので、印象としては工場や企業というより学校みたいな感じ。
作業場も、一昔前の学校の図工室や理科室のように
きれいに整頓され、無駄なものや個人のものが一切ありません。
廊下には歩き方の姿勢を絵付きで解説した説明図がかけてあります。
もちろん、学校のような「○○しましょう!」という説明ではなく
手を振る角度から細かく指示したものでした。
新しく出来たお風呂も見学しました。
細長い浴槽に等間隔で番号が振っています。
浴槽内の壁に沿って一段高くなっていて
そこに座ってはいる形になっています。
壁沿いにはシャワーとお風呂用のイス、洗面器が等間隔であり
ここにも番号が振られています。
またガラスで仕切られた監視室があります。
このお風呂は一度に60人が入浴できるそうです。
お風呂の時間は15分、慣れれば15分もかからず済ませられるとのこと。
この説明をするときに刑務官が
「お風呂に入ってまずイスに座らせ」と言い
その後、気づいて「座ってもらって」と言いなおしました。
お風呂の様子も銭湯のようなお風呂を楽しむものではなく
あくまでも身体を清潔にするためのもの。
流れ作業でどんどん入れ替わり入るようです。
刑務官の説明やこのお風呂場を見て
私が学校のようだと感じたわけが分かりました。
ここは上下関係がある場だと強く感じさせられるからです。
小学校のように、刑務官が先生で受刑者が生徒、
ここでは同じ大人ですが、刑務官はあくまでも受刑者より立場が上であり
監視する者と監視される者、
命令をする者と命令を聞く者
という上下関係が、建物や刑務官の態度から感じられました。
長~く続く高い壁。
中の建物が少しだけ見えます。
高台の家なら、刑務所の中、かなり見えるんでしょうね。
この壁の中は、ずーっと高圧電線が張られています。
中から見ると、この高い壁は非常に威圧感を感じます。
帰りは果物やらステンドグラスやらを買って帰りました。
バイバイ、またね。
by pake_93
| 2008-10-27 19:05
| 東海地区―遊び場―