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小Lママpakeの日常生活&上海の思い出 (2006/08~2008/05)


by pake_93
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舉辦納涼晩會-3-

リハーサルでは他の出演者たちも来ていて
それぞれ演技や演奏をしていた。
中国人の出演者たちは…なんか皆気合入ってるよ。
特に圧巻だったのは、おばちゃんたちによる合唱。
ピアノ、二胡の演奏付きで、皆リハーサルとは思えないくらい
真面目に張り切ってやっていた。
こういうときって中国人は日本人に比べ、恥ずかしがらない。
自分の世界に入って、演技をする。
もっとも見ているほうとしては、堂々とやってくれたほうが見栄えがいい。
演技者が妙に恥ずかしがっているのは、見ていてもあまり良くない。





私の本番一週間前のリハーサルの出来があまりに悪かったせいだろう。
司会の練習をすることになってしまった。
毎日、どの時間帯なら空いているかを聞かれる。

演技のほうも、コーチにどうもこのままではヤバいと思われたらしく
リハーサルの次の日から早速練習開始。
ただし、故障中の出演者の日本人はやはりまだ治っていなくて
出られないということをコーチに伝言すると
「あと一週間あるから…。」とまた呑気なことを言う。
だーかーらー、いまだに日常生活に不便がある状態なのに
演技が出来るわけないでしょう。
だいたいその人はもともと一度しか練習してないんじゃないだろうか…。
「いや、絶対に無理だから。」と説得し、他の方法を考えてもらうことに。
結局、声をかけたうちの一人が出演をOKしてくれたので
その人にコーチから話す…ということになった。

そしてその次の練習日にはその人(日本人)とその友人(中国人)がやってきて
まだ戻ってきていない1人のパートに替わりに入ってもらい
一番始めの練習以後、久しぶりに5人で演技の練習をすることになった。
(…でも本番とメンバー違うけど。)

私のポーズ自体は結構簡単なので、
一つ一つはまぁ出来るのだが(出来はともかく)
順番がなかなか覚えられなかったが、
何度か練習するうちなんとか覚えた。
それに「観客席からは見えないから、隠れる部分は必ずしもきちんとやらなくて良い」
とコーチが言うので、観客席からは結構隠れる私は割りと気楽。
ただメインの演技をする日本人が「本番で失敗したらどうしよう」と結構心配していて
コーチに頼んで、もし失敗したときのための動作も考えてもらうことに。

最後まで帰ってこなかった出演者(日本人)を待って
本番前日(爆)に皆で自主練習もして
それぞれ自分の動作を確認し、順番も覚え、こちらのほうは結構ばっちり。

が、本番5日前の練習のあと、
出演者の人と「衣装どうするの?」「えー、別に好きなのでいいんじゃない?」と
話していたら、丁度コーチが来たので聞いてみた。
「ああ、もう会社のほうで準備してるから。結構きれいだよ。」
えー、準備してるのー?

そして本番3日前、練習時にその衣装を受け取る。
下は黒のスパッツで上は丈の短い前後ろVネックのドピンク…。
まじでこれ着なきゃいけないんですかぁ?
皆でそれを受け取り喧々囂々。
どう見ても、これ着ると格好悪そうなんですけど…。
しかも丈が短いので動きによってはお腹が見えて
50代の中国人のおばちゃんなどは「これは着られない。」と言ってるし。
それによりにもよってドピンク…。
誰が選んだんだ?この服…。

一度、家で着て鏡を見てみたが
あまりのかっこ悪さにすぐに脱いでしまった。
演技よりもこれを着なきゃいけないことが嫌で気分が鬱になってくる。


そして本番当日朝。
これが最後の練習になる。

替わりに入った日本人はその日の午前中は用事で来られなくて
以前一緒に来た中国人の友人がその人の場所に入った。

いつの間にかお偉方も見学に来ており
彼らの前で通しで演技する。
私がふらついた以外(爆)は順番もちゃんと覚えてたし、なかなかの出来。
が、お偉方が帰った後、コーチが衝撃の台詞。
「6人のほうがきれいだから5人から6人にするから。」
…分かってますか?コーチ。
本番は今日の夜なんですよ。
中国人の友人が新たに加わり、メンバーの一部の動作が変更になった。
そしてその場の思いつきでか、コーチが
「やっぱりここはこうしよう!」とポーズも変えてしまう。
私は今日休んでいる日本人と対になるので、
いないうちに動作が変わると分からなくなるから…と動きが変わらなかったから良かったが、
他の人たちはなかなか覚えられなくて(当たり前だ)苦労していた。

そして頼んでおいたメインの人が失敗した場合の動作は
「大丈夫!失敗しないから。」
…いや、だからそうじゃなくて…。
絶対に代わりの動作を考えるのが面倒くさかったに違いない。

そして私たちの練習が終わる時間になると
今度はコーチの相方(←コーチも出演するから)が来て
ご自分達の練習に入ろうとしていた。
が、そこで私たちが6人になったら衣装が足りないんじゃないかとか
「絶対に着られない」と言ってたおばちゃんの衣装をどうするのか聞いて
練習を邪魔したものだから
普段、温厚なコーチがイライラして声を荒げて
「だからそれは大丈夫だって言ってるだろう!」と答える。
あーあ、怒ってるよ…。
どうやらコーチも自分のことだけでいっぱいいっぱいらしい。

本番当日に動作を変えられて
しっかり覚えたと思っていたものがまたよく分からなくなり
本当にこんなんでいいのか不安の残るまま本番を迎えることになった。
by pake_93 | 2006-09-07 23:10 | 中国・上海ガイド