九寨沟·黄龙5日游―九寨沟/则查洼沟区段―
2007年 05月 01日
九寨沟は1992年に世界遺産に登録。
「黄山归来不看山,九寨沟归来不看水」
(黄山より帰りて山を見ず、九寨溝より帰りて水を見ず)
との諺があるくらい、とにかく「水」の美しさを見る場所。
九つのチベット族の村(寨)があるY字になった渓谷(沟)で
この9つのうち、3つの村が観光客に公開されている。
九寨沟は入場制限があるとかで
あらかじめ旅行社を通じて次の日の入場券を予約してあったのだが
旦那が一日では見終えそうにないから今日も入りたいと言い出した。
九寨沟は普段、入場券を購入して証明写真を撮影等の手続きを行うと
次の日も無料で中に入れる(免费二次进沟)らしいのだが
GW期間中はそれが出来ない。
案内センターの人に聞くと、一日でも回れるわよーと言われたのだが
旦那がお金払ってでも二日間行きたいとダダをこねるんだもん。
更に「出来れば徒歩で回りたい」と言うのだが
案内の人に聞くとY字の片方の端まで行くのに片道徒歩4時間。
絶対、無理。
それはあきらめてもらう。
そして入場料220元+バス代90元の大人1人分310元を支払い入場。
ちなみに子供は130cmまでタダ。
↑ちなみにこれは繁忙期(4/01~11/15)の値段。
閑散期(11/16~翌年3/31)は入場料80元、バス代80元。
入り口すぐに停まっているバスに乗る。
これらのバスは一応環境に優しいらしい。
でも旅行社貸切りの小型バスは普通のバスだったような気がする。
溝内には一般車両は入ることが出来ず、この観光バスか小型バス、徒歩での移動。
中にはチベット族の民族衣装を着たガイドさんが乗っていて、見所の説明をしてくれる。
観光バスは停留所が22箇所あり、決まった停留所でしか乗り降りできない。
乗り降り自体は何度でも自由。
路線は3つ。
・树正沟:沟口-诺日朗服务中心(14.5km)
・则查洼沟:诺日朗服务中心-长海(18.0km)
・日则沟:诺日朗服务中心-原始森林(18.0km)
诺日朗服务中心というのは丁度真ん中辺、
Y字の三叉に交差した場所にあり
レストランや売店などがある。
バスに乗って诺日朗服务中心にまず行く。
「原始森林行きはここで乗換え、長海行きはもう少し先で乗換え」
とガイドさんがアナウンスしたので
終点まで乗り、「長海」行きに乗り換えることにする。
…というのもすでに時間は昼なので
Y字の一番景勝地が少ない方から攻めようという作戦。
他の観光客がガイドに「このバスは長海まで行かないの?」と聞いていたが
ガイドさんは「私たちはこれからお昼を食べるからここまで」と答えていた。
…このやりとりを後から考えれば、次の日の失敗は免れたんだけど、それは後の祭り…
さて、長海に着いた我々。
バス停付近には貸し衣装屋がたくさんあり
チベット族の衣装を着て長海バックに写真を撮ることが出来るらしい。
(貸衣装代10元)
日本人観光客の団体さんがいたようであちこちで湖をバックに写真を撮っていた。
バス停から降りて上から見下ろしてみた。
本当に「真っ青」というしかないほどの青さ。
それが山に囲まれていて、息を飲む美しさ。
更に近くで見るために階段を下りていく。
长海(the Long Lake)
どうよ、これ!
日陰の場所にはまだ雪が残っていて
子供はそちらのようが気になるようで
雪玉を作っては湖に投げていた。
しばらくはぼーっと景色に見とれていたものの
さすがに飽きてきたのだが、
まだ全然飽きずに写真を撮っている人(旦那)がいて
上に戻れない。
今回、彼はNikonFM2(機械式一眼レフ)を持参。
(ほかにコンパクトデジカメ、ビデオカメラも持参)
フィルムも6本買ってきていた。
(↑上記には私のデジカメは含まれていない)
それをカメラ用のアルミケースに入れて持ち歩いている。
中には替えのレンズやフィルターなども入っている。
重量5kg以上!
今回は三脚は持ってきていないので、その分軽いかも。
そう、今まで何度も色んな観光地で
私と小Lはメイワクをこうむっている。
彼が一旦写真を撮り出すと、とにかく時間がかかる。
同じ構図でも設定を変えて、何枚も何枚も撮る。
ただ一枚のベストショットのために。
しかも電池のカメラを信用していないので
ひたすら機械式にこだわる。
(ただ単に機械式が好きなだけかも)
私がどうしても写真撮影が好きになれないのは絶対に彼の影響だと思う。
そしてカメラオタクの旦那が納得したところでようやく上に戻ることにした。
階段をニ三段登ると…
足が重い!
心臓がバクバクいってる!
たったの階段ニ三段でハァハァ言っている私。
子供と旦那はとりあえず平気そう。
10段ほど登ったところで
「…ハァハァ…ごめん…ちょっと…待って…休憩…」
とりあえず休んで息を整え、再挑戦。
きつくて足が上がらない。
心臓はすぐに早鐘を打つ。
そう、ここは標高3100m。
思いっきり高山病なりかけてますってば、私!!!
階段の頂上が遠くに感じた。
休み休み登るものの、いったい何度休めば上に着くんだろう。
本当に必死の思いで階段を登った。
どうやら、私、高度3000mを越すとダメらしい…。
上まで着いて、一旦ベンチで休憩。
心臓が収まるまで休む。
そしたらそこで旦那の携帯が鳴る。
日本からの国際電話(当然仕事の用件)だった。
休みなんだから、ゆっくりさせてよー。
童話の世界もいっぺんで現実に引き戻された。
この後も電話は何度も鳴るし、
旦那は部下と仕事の件で携帯メールやり取りしているし。
どうせ、中国は休みで動けないんだから、
今、電話してきてもお仕事すすまないでしょー。
もうっ!
そこからは散策道を通り五彩池へ。
ここ、九寨溝は道路と散策道以外は立ち入り禁止。
また禁煙、ゴミは指定箇所に捨てる、動植物を勝手に採取しない…等
かなり環境保護に力を入れている様子。
散策道には専門の清掃員がいて、かなりマメにゴミを拾っている。
それこそ、小さなゴミまでしっかりと掃除用マジックハンドで拾っていく。
なので、本当にゴミ一つ無い状態の観光地となっています。
五彩池までの道は基本的には下りだったが
途中少しでも上りがあるとやはりきつい。
五彩池(Colorful Pond)
ここは観光客が大勢写真を撮っていました。
でも水が少なくて、ただでさえ小さな池なのに
かなり迫力不足は否めません。
その後、バスに乗り、一気に下まで下ります。
バスから季節海を眺めました。
はい、そのとおり。
春の今は草の生えた谷となっていて
馬が草を食べていました。
諾日朗服務中心まで戻り、次はそこからまた下っていきます。
「黄山归来不看山,九寨沟归来不看水」
(黄山より帰りて山を見ず、九寨溝より帰りて水を見ず)
との諺があるくらい、とにかく「水」の美しさを見る場所。
九つのチベット族の村(寨)があるY字になった渓谷(沟)で
この9つのうち、3つの村が観光客に公開されている。
九寨沟は入場制限があるとかで
あらかじめ旅行社を通じて次の日の入場券を予約してあったのだが
旦那が一日では見終えそうにないから今日も入りたいと言い出した。
九寨沟は普段、入場券を購入して証明写真を撮影等の手続きを行うと
次の日も無料で中に入れる(免费二次进沟)らしいのだが
GW期間中はそれが出来ない。
案内センターの人に聞くと、一日でも回れるわよーと言われたのだが
旦那がお金払ってでも二日間行きたいとダダをこねるんだもん。
更に「出来れば徒歩で回りたい」と言うのだが
案内の人に聞くとY字の片方の端まで行くのに片道徒歩4時間。
絶対、無理。
それはあきらめてもらう。
そして入場料220元+バス代90元の大人1人分310元を支払い入場。
ちなみに子供は130cmまでタダ。
↑ちなみにこれは繁忙期(4/01~11/15)の値段。
閑散期(11/16~翌年3/31)は入場料80元、バス代80元。
入り口すぐに停まっているバスに乗る。
これらのバスは一応環境に優しいらしい。
でも旅行社貸切りの小型バスは普通のバスだったような気がする。
溝内には一般車両は入ることが出来ず、この観光バスか小型バス、徒歩での移動。
中にはチベット族の民族衣装を着たガイドさんが乗っていて、見所の説明をしてくれる。
観光バスは停留所が22箇所あり、決まった停留所でしか乗り降りできない。
乗り降り自体は何度でも自由。
路線は3つ。
・树正沟:沟口-诺日朗服务中心(14.5km)
・则查洼沟:诺日朗服务中心-长海(18.0km)
・日则沟:诺日朗服务中心-原始森林(18.0km)
诺日朗服务中心というのは丁度真ん中辺、
Y字の三叉に交差した場所にあり
レストランや売店などがある。
バスに乗って诺日朗服务中心にまず行く。
「原始森林行きはここで乗換え、長海行きはもう少し先で乗換え」
とガイドさんがアナウンスしたので
終点まで乗り、「長海」行きに乗り換えることにする。
…というのもすでに時間は昼なので
Y字の一番景勝地が少ない方から攻めようという作戦。
他の観光客がガイドに「このバスは長海まで行かないの?」と聞いていたが
ガイドさんは「私たちはこれからお昼を食べるからここまで」と答えていた。
…このやりとりを後から考えれば、次の日の失敗は免れたんだけど、それは後の祭り…
さて、長海に着いた我々。
バス停付近には貸し衣装屋がたくさんあり
チベット族の衣装を着て長海バックに写真を撮ることが出来るらしい。
(貸衣装代10元)
日本人観光客の団体さんがいたようであちこちで湖をバックに写真を撮っていた。
バス停から降りて上から見下ろしてみた。
本当に「真っ青」というしかないほどの青さ。
それが山に囲まれていて、息を飲む美しさ。
更に近くで見るために階段を下りていく。
长海(the Long Lake)
どうよ、これ!
九寨溝最大の湖。標高3100mの位置にあるこの湖には
水の流れ出る場所がなく、水は蒸発、地下浸透により排水される。
夏や秋の雨期にも水が溢れることなく
冬や春の乾期にも水が枯れることがない。
そのため地元のチベット族からは
「水があふれ出ず無くならない宝のヒョウタン」と呼ばれる。
厳冬の時期には氷上スポーツが楽しめる。
日陰の場所にはまだ雪が残っていて
子供はそちらのようが気になるようで
雪玉を作っては湖に投げていた。
しばらくはぼーっと景色に見とれていたものの
さすがに飽きてきたのだが、
まだ全然飽きずに写真を撮っている人(旦那)がいて
上に戻れない。
今回、彼はNikonFM2(機械式一眼レフ)を持参。
(ほかにコンパクトデジカメ、ビデオカメラも持参)
フィルムも6本買ってきていた。
(↑上記には私のデジカメは含まれていない)
それをカメラ用のアルミケースに入れて持ち歩いている。
中には替えのレンズやフィルターなども入っている。
重量5kg以上!
今回は三脚は持ってきていないので、その分軽いかも。
そう、今まで何度も色んな観光地で
私と小Lはメイワクをこうむっている。
彼が一旦写真を撮り出すと、とにかく時間がかかる。
同じ構図でも設定を変えて、何枚も何枚も撮る。
ただ一枚のベストショットのために。
しかも電池のカメラを信用していないので
ひたすら機械式にこだわる。
(ただ単に機械式が好きなだけかも)
私がどうしても写真撮影が好きになれないのは絶対に彼の影響だと思う。
そしてカメラオタクの旦那が納得したところでようやく上に戻ることにした。
階段をニ三段登ると…
足が重い!
心臓がバクバクいってる!
たったの階段ニ三段でハァハァ言っている私。
子供と旦那はとりあえず平気そう。
10段ほど登ったところで
「…ハァハァ…ごめん…ちょっと…待って…休憩…」
とりあえず休んで息を整え、再挑戦。
きつくて足が上がらない。
心臓はすぐに早鐘を打つ。
そう、ここは標高3100m。
思いっきり高山病なりかけてますってば、私!!!
階段の頂上が遠くに感じた。
休み休み登るものの、いったい何度休めば上に着くんだろう。
本当に必死の思いで階段を登った。
どうやら、私、高度3000mを越すとダメらしい…。
上まで着いて、一旦ベンチで休憩。
心臓が収まるまで休む。
そしたらそこで旦那の携帯が鳴る。
日本からの国際電話(当然仕事の用件)だった。
休みなんだから、ゆっくりさせてよー。
童話の世界もいっぺんで現実に引き戻された。
この後も電話は何度も鳴るし、
旦那は部下と仕事の件で携帯メールやり取りしているし。
どうせ、中国は休みで動けないんだから、
今、電話してきてもお仕事すすまないでしょー。
もうっ!
そこからは散策道を通り五彩池へ。
ここ、九寨溝は道路と散策道以外は立ち入り禁止。
また禁煙、ゴミは指定箇所に捨てる、動植物を勝手に採取しない…等
かなり環境保護に力を入れている様子。
散策道には専門の清掃員がいて、かなりマメにゴミを拾っている。
それこそ、小さなゴミまでしっかりと掃除用マジックハンドで拾っていく。
なので、本当にゴミ一つ無い状態の観光地となっています。
五彩池までの道は基本的には下りだったが
途中少しでも上りがあるとやはりきつい。
五彩池(Colorful Pond)
池の上半分は濃い青、下半分はオレンジがかっていて、
色とりどりの色合いになっている。
小さいながらも日則溝の五花海にひけをとらない。
ここは観光客が大勢写真を撮っていました。
でも水が少なくて、ただでさえ小さな池なのに
かなり迫力不足は否めません。
その後、バスに乗り、一気に下まで下ります。
バスから季節海を眺めました。
上季节海(Upper Seasonal Lake)
下季节海(Lower Seasonal Lake)
季節により水量が変化する。
秋には水深が深くコバルト色になり
夏は水深が浅くエメラルド色になる。
初冬を過ぎると水が涸れ、
春には草が生え天然の放牧地となる。
はい、そのとおり。
春の今は草の生えた谷となっていて
馬が草を食べていました。
諾日朗服務中心まで戻り、次はそこからまた下っていきます。
by pake_93
| 2007-05-01 23:54
| 旅行記