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小Lママpakeの日常生活&上海の思い出 (2006/08~2008/05)


by pake_93
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中外女性手工艺品展示活动

上海ではスペシャルオリンピックスを迎えるにあたり、
色々なイベントを行っています。

私が今、毎週日曜日に参加させられているのもその一つ。
徐汇区中外女性手工艺品展示活动です。
これは上海市徐匯区の妇联(婦女連合会)が主に主催しているイベントで
徐匯区内の企業に在籍しているOLさんや徐匯区に居住・勤務している外国人女性を対象に
中国伝統芸能である中国結び、切り絵、折り紙を教える講座を開き
そこで習った作品をスペシャルオリンピックス参加選手にプレゼントするという企画。

そもそもこの講座に参加する羽目になったきっかけは
この夏にマンションで行われたイベントでした。
そのイベントではたくさんの地元有力者を来賓として招待しており
司会を務めていた私を見て、
居委(居民委员会・ようは町内会のようなもの)幹部からマンション側に打診があったとのこと。

始めマンションの管理会社の人から携帯に電話があったときには
私は外出中だったので、「マンションに戻ったら事務所まで資料を見に行くよー」と返事したものの
帰りも遅かったし面倒くさくなってほったらかしてたら
次の日、管理会社と居委の人が家まで訪ねてきてしまったので
断るに断れなくなってしまったという次第。
「きっと良い経験になるし、今後の区関連のイベントにも声かけるから…。」
いや、良い経験はともかく、別にイベントに毎回呼び出してもらわなくてもいいんだけど。

まぁ、講座の内容自体には興味もあったし
家から徒歩で行ける場所だし
参加費用(材料費・道具込み)は居委持ちで自己負担ゼロで考えようによってはオイシイ話です。





私が話を聞いたときにはすでに第一回目の講座が終わった後だったので
二回目から参加しました(全4回)。
3班に分かれ、中国結び2回、切り絵・折り紙各1回を受講します。
それが終わるとスペシャルオリンピックス開催期間中に選手へプレゼントするための
作品を作るそうです
…が、私、この時期の大部分は、横浜へ健康診断受けに帰ってて上海にはいないんだけど…。
(…ということも伝えたけど、「没问题!(構わないよ!)」と返されてしまったので…。
「日本行く前にあらかじめ作っとけばいいじゃん!」って準備で忙しいときに内職しろということか?)

私と同じ班にはイタリア人とスウェーデン人、台湾人がいました。
この人たちも各地区の居委から要請されたんだろうなー。
(スウェーデン人はシーメンスの人なので、多分会社からの要請。)
新聞記者らしき人が来ていて、あきらかに外国人と分かる人たちを熱心に撮っていました。
「他に外国人はいるか?」と聞いていたけど、だんまりを決め込みます。
どうせ、彼らは東洋人の写真はいらないだろうし。

教えてくれるのは上海工艺美术职业学院の講師の方と民間の芸術家の方だそうです。
上海工芸美術職業学院の学生さんがボランティアでついてくれます。

中外女性手工艺品展示活动_c0090374_17233535.jpg

中国結びはエビとフクロウを作りました。
フクロウは時間切れで途中まで。その後の作り方は先生に口頭で説明してもらって
帰宅後、忘れないうちに覚えている箇所まで作りました。
次週持っていって合ってるかを聞いたら「あらー、あなたの目が無いじゃない。」
(先週見せてもらった見本のフクロウは目玉をボンドで貼ってあった)
そして「目を渡しとくわねー」って木のビーズを渡されました。
フクロウは頭のほうから作っていきます。
目は当然上のほうにあり、私はすでに下のほうまで作ってしまった後…。
目のことなんて先週一言も言わなかったじゃん。
しかも、木のビーズってことは紐に通さなきゃならないじゃない…。

「あのー、これってここに通すんでしょ。
私、ここまで編んじゃったんだけど…。」
「ほどいてやり直すのを惜しんでちゃダメよー。」
……えぇ、えぇ、帰宅後作り直しましたともさ!

切り絵はまず、切り絵の歴史、題材にするものの説明などの講義から始まりました。
とりあえず私は聞き取れるけど、後ろのスウェーデン人とイタリア人はどうかなー?と思っていたら
私の隣のシーメンスのOLさんが「聞き取れる?」と聞いていました。
「あんまり…」
そうだよねー。先生思いっきり普通の速さで話しているし
中国の昔話や簡単な歴史くらいは知らないと結構分かりづらい内容だったと思います。
でも、私もその内容を英語で説明できるだけの語学力はないのよー。ごめんねー。
この講座に呼ばれた外国人女性の条件が「中国語可」というのが分かった気がします。
通訳なんて一人もいないもの…。

切り絵自体は窗花という窓によく貼ってあるものを作りました。
もらった紙を正方形にし、真ん中を軸に折っていき
切り切りします。
あぁー、こういうの小学生の頃、よくやったよねー。
日本の場合は折り紙という素晴らしいものがあるんだとよく分かりました。
だって、渡された紙、まず正方形にしなきゃいけないけど、角が直角じゃないんだもん。
もっともこういう細かいところを気にして正方形にしていたのは日本人の私一人でしたが。

先生の見本通りに作った後は「オリジナルを!」というので
昔を思い出しながら切っていったら、すごく褒められました。
(写真の縄跳びしているやつ)
ごめんなさい…。昔遊んでいた切り絵の本にこういうのあったなーと切っただけです。

その後はカッターを使いパンダの絵を切り抜く作業。
中のほうの細かい部分から先にやる、刃先は45度の角度でという説明を受けて始めたものの
隣のOLさん、先生の言いつけなど無視で好き勝手に切り抜いていき
「カッターが悪い!全然切れない!」
三角の爪部分、すっかり楕円になってるもんなー。
「パンダの紙、もう一枚あるよ。」と言っても
「いい!別のやる!」と今度は虎に挑戦してまたもや失敗していました。

この講座、明日で終わりです。
明日は折り紙なんだよなー。
折り紙というと私としては日本のほうがイメージ強いけど
中国のってどんなんだろ?

その後はプレゼント用作品作りと展示会があるそうです。
ここで簡単に習った程度では大したものは作れないと思うのは私だけ?
(多分、外国人が参加した国際的なイベントという実績が必要なのかも)
by pake_93 | 2007-09-22 17:32 | 中国・上海ガイド