成隆行蟹王府
2006年 11月 23日
秋になると「蟹、食べた?」の言葉が人々の口に登るようになります。
そう、秋は上海蟹の季節。
上海蟹で有名な陽澄湖へ行く車で高速道路は渋滞します。
季節物の好きな日本人としては、
やっぱ食べなきゃ!とそわそわします。
実際、この季節は日本から来る観光客がとても多いのです。
淮海路を歩くと、ガイドブックを持ったいかにも観光客という日本人を
山ほど見ることが出来ます。
私もそんな日本人の例に漏れず
蟹の季節になるとそわそわします。
シーズン中に一度は食べなきゃと思うのです。
ただし……
実は私、上海蟹好きじゃないのよね(爆)
一度食べるともういいやという気分になるんだけど
食べないのはそれはそれで寂しいというわがままな嗜好の持ち主です。
上海蟹は一週間に二度食べると本当に飽きます。(←昔接待でやった)
結構こってりした味だから、たまに食べる分にはいいけど
しょっちゅう食べさせられるとどうもね。
蟹食べているうちに他の料理がどんどん冷えちゃうしさ…。
さて、今回行った成隆行蟹王府は蟹専門店、
それも日本人に人気の店だそうです。
外灘に近い場所、南京東路の裏にあります。
香港に本店、上海のほか、深圳、広州、北京に支店があります。
予約なしで行くと「相席ならOK」だと言われ中に案内されます。
中は結構狭いのですが、明清時代の建物を模した内装で
確かに日本人が好きそう~という感じ。
そして客が…やっぱり日本人だらけ。
途中から琵琶と琴の演奏が始まります。
確かにこれは接待向けのお店だわ~。
大テーブルについてメニューを見ます。
メニューは全て日本語つき。
298元~のセットメニューもありますが
個別に注文して食べることにしました。
が、次の日も接待で蟹を食べさせられるであろう旦那が
あまりプリン体を取りたくないと言い出し
蟹じゃないものをなるべく注文してほしいとのリクエスト。
あの~、ここ蟹専門店なんだよ?
だったらなんでここに食べに来たわけ?
しかも蟹は食べないけど、ビールは飲むし。
(↑蟹ほどプリン体が多くないからいいんだと)
凉拌花色豆腐:
いわゆるピータン豆腐。肉松とラー油がかかっていました。
肉松とは肉でんぶのこと。
パンにのっているのは嫌いですが、豆腐にのっているのは平気でした。
水果色拉虾:
子供が好きなので毎回この手のものを頼む羽目になります。
大根を薄く輪切りしたものでメロンとエビを巻いてあり、
マヨネーズとスプレーチョコ(爆)がかかっています。スプレーチョコ嫌い…。
家乡外婆肉:
ふるさとのおばあちゃんのブタ角煮とでも言えばいいのかな。
栗が入っていました。ご飯に合うおかずです。
蟹粉八宝酿鸡翼:
鶏手羽先のもち米と蟹粉詰め。
八宝は八宝飯のことで もち米にドライフルーツやナッツ、小豆などを入れて炊いた
とっても甘いご飯で縁起物です。
これは普通に美味しかったです。欲を言えば何も入っていないほうが好きかも(大爆)。
蟹粉太极羹:
蟹粉入り陰陽スープ。羹はポタージュ系のとろっとしたスープのこと。
この日食べた中で一番美味しかったです。
旦那にそう伝えるを「食べさせがいの無い奴」と言われました。
蟹粉生煎:
生煎は小さ目の肉まんを油たっぷりの鍋で焼いたもの。
上海でよく食べられる小吃です。本来たっぷり肉汁が入って熱々なのを食べるのが美味。
ここのはアワビスープが入っているはずで期待していたのだが
気持ち中からスープが少しにじみ出てきた程度でかなりの期待はずれ。
蟹粉担担面:
タンタン麺とは四川で食べられる小さなお椀に入った辛ーいスープの麺。
旦那が食べてみたいと注文したが出てきたのは蟹あんかけのせピーナツスープ入り麺。
食べたとたん、次回の注文リストからはずれた一品。
椰奶:ココナッツミルク
茶水:一人5元取られます。
2瓶金青岛:金ラベルの青島ビール(小瓶)
2只5两公蟹:
250gのオス二匹(旦那がいらないって言うから)。
フィンガーボールと黒酢が一緒に来ました。
陽澄湖産ではない蟹。12~3cmくらいかな。
白子がねっとりでした。
毎度思うけど、私はやっぱりタラバのほうが好きかも
(↑だから食べさせがいが無いと言われる)。
計813元でした。
なにせ蟹が一匹238元ですから。
多分、私が上海蟹がそれほど好きで無いせいもあるけど、
とっても満足!という料理ではなかったような…。
あ、でも普通に美味しいです。
ただ料理の順番が滅茶苦茶…。
始めに肉、そしてスープが出てきてびっくりしました。
普通は前菜、そして料理、スープと主食は一番最後です。
セットメニューのほうは普通の順番で出てきていました。
日本人だから分からないだろうと思われたのか…?
相席のHISで来た二人連れがセットメニューでしたが
人数が少ない、料理の注文の仕方が分からない場合は便利だと思います。
でも298元のセットは蟹はメスで小さかったな…。
今の時期はメスよりオスのほうが美味といわれています。
(メスの旬はもうちょっと前)
店の雰囲気は外人受けするし、店員もとっても日本人慣れしています。
隣のテーブルの女性4人組がガイドブックを指差しながら店員に
割り勘で、しかもそれぞれカード払いしたいと要求していて
内心そんな無茶な…と思っていたのですが
ちゃんとやってくれていましたからねぇ…(店員あきらかに困ってたけど)。
会計を済ませ、外に出ようとすると
入り口脇にはたくさんの名刺が貼っていました。
見事に日系企業ばっかりだな~。
旦那に「貼ったら~」と言っても「恥ずかしいからいい」と言っていましたが
同じ会社の総務の女の子の名刺発見。
続いて同僚の駐在員たち、総経理の名刺も発見(爆)
あ~、やっぱり皆来てるのね~。
とりあえず私は今年の蟹はもう食したので満足です。
成隆行蟹王府
黄浦区九江路216号地铺A(×河南中路)
021-63212010
そう、秋は上海蟹の季節。
上海蟹で有名な陽澄湖へ行く車で高速道路は渋滞します。
季節物の好きな日本人としては、
やっぱ食べなきゃ!とそわそわします。
実際、この季節は日本から来る観光客がとても多いのです。
淮海路を歩くと、ガイドブックを持ったいかにも観光客という日本人を
山ほど見ることが出来ます。
私もそんな日本人の例に漏れず
蟹の季節になるとそわそわします。
シーズン中に一度は食べなきゃと思うのです。
ただし……
実は私、上海蟹好きじゃないのよね(爆)
一度食べるともういいやという気分になるんだけど
食べないのはそれはそれで寂しいというわがままな嗜好の持ち主です。
上海蟹は一週間に二度食べると本当に飽きます。(←昔接待でやった)
結構こってりした味だから、たまに食べる分にはいいけど
しょっちゅう食べさせられるとどうもね。
蟹食べているうちに他の料理がどんどん冷えちゃうしさ…。
さて、今回行った成隆行蟹王府は蟹専門店、
それも日本人に人気の店だそうです。
外灘に近い場所、南京東路の裏にあります。
香港に本店、上海のほか、深圳、広州、北京に支店があります。
予約なしで行くと「相席ならOK」だと言われ中に案内されます。
中は結構狭いのですが、明清時代の建物を模した内装で
確かに日本人が好きそう~という感じ。
そして客が…やっぱり日本人だらけ。
途中から琵琶と琴の演奏が始まります。
確かにこれは接待向けのお店だわ~。
大テーブルについてメニューを見ます。
メニューは全て日本語つき。
298元~のセットメニューもありますが
個別に注文して食べることにしました。
が、次の日も接待で蟹を食べさせられるであろう旦那が
あまりプリン体を取りたくないと言い出し
蟹じゃないものをなるべく注文してほしいとのリクエスト。
あの~、ここ蟹専門店なんだよ?
だったらなんでここに食べに来たわけ?
しかも蟹は食べないけど、ビールは飲むし。
(↑蟹ほどプリン体が多くないからいいんだと)
凉拌花色豆腐:
いわゆるピータン豆腐。肉松とラー油がかかっていました。
肉松とは肉でんぶのこと。
パンにのっているのは嫌いですが、豆腐にのっているのは平気でした。
水果色拉虾:
子供が好きなので毎回この手のものを頼む羽目になります。
大根を薄く輪切りしたものでメロンとエビを巻いてあり、
マヨネーズとスプレーチョコ(爆)がかかっています。スプレーチョコ嫌い…。
家乡外婆肉:
ふるさとのおばあちゃんのブタ角煮とでも言えばいいのかな。
栗が入っていました。ご飯に合うおかずです。
蟹粉八宝酿鸡翼:
鶏手羽先のもち米と蟹粉詰め。
八宝は八宝飯のことで もち米にドライフルーツやナッツ、小豆などを入れて炊いた
とっても甘いご飯で縁起物です。
これは普通に美味しかったです。欲を言えば何も入っていないほうが好きかも(大爆)。
蟹粉太极羹:
蟹粉入り陰陽スープ。羹はポタージュ系のとろっとしたスープのこと。
この日食べた中で一番美味しかったです。
旦那にそう伝えるを「食べさせがいの無い奴」と言われました。
蟹粉生煎:
生煎は小さ目の肉まんを油たっぷりの鍋で焼いたもの。
上海でよく食べられる小吃です。本来たっぷり肉汁が入って熱々なのを食べるのが美味。
ここのはアワビスープが入っているはずで期待していたのだが
気持ち中からスープが少しにじみ出てきた程度でかなりの期待はずれ。
蟹粉担担面:
タンタン麺とは四川で食べられる小さなお椀に入った辛ーいスープの麺。
旦那が食べてみたいと注文したが出てきたのは蟹あんかけのせピーナツスープ入り麺。
食べたとたん、次回の注文リストからはずれた一品。
椰奶:ココナッツミルク
茶水:一人5元取られます。
2瓶金青岛:金ラベルの青島ビール(小瓶)
2只5两公蟹:
250gのオス二匹(旦那がいらないって言うから)。
フィンガーボールと黒酢が一緒に来ました。
陽澄湖産ではない蟹。12~3cmくらいかな。
白子がねっとりでした。
毎度思うけど、私はやっぱりタラバのほうが好きかも
(↑だから食べさせがいが無いと言われる)。
計813元でした。
なにせ蟹が一匹238元ですから。
多分、私が上海蟹がそれほど好きで無いせいもあるけど、
とっても満足!という料理ではなかったような…。
あ、でも普通に美味しいです。
ただ料理の順番が滅茶苦茶…。
始めに肉、そしてスープが出てきてびっくりしました。
普通は前菜、そして料理、スープと主食は一番最後です。
セットメニューのほうは普通の順番で出てきていました。
日本人だから分からないだろうと思われたのか…?
相席のHISで来た二人連れがセットメニューでしたが
人数が少ない、料理の注文の仕方が分からない場合は便利だと思います。
でも298元のセットは蟹はメスで小さかったな…。
今の時期はメスよりオスのほうが美味といわれています。
(メスの旬はもうちょっと前)
店の雰囲気は外人受けするし、店員もとっても日本人慣れしています。
隣のテーブルの女性4人組がガイドブックを指差しながら店員に
割り勘で、しかもそれぞれカード払いしたいと要求していて
内心そんな無茶な…と思っていたのですが
ちゃんとやってくれていましたからねぇ…(店員あきらかに困ってたけど)。
会計を済ませ、外に出ようとすると
入り口脇にはたくさんの名刺が貼っていました。
見事に日系企業ばっかりだな~。
旦那に「貼ったら~」と言っても「恥ずかしいからいい」と言っていましたが
同じ会社の総務の女の子の名刺発見。
続いて同僚の駐在員たち、総経理の名刺も発見(爆)
あ~、やっぱり皆来てるのね~。
とりあえず私は今年の蟹はもう食したので満足です。
成隆行蟹王府
黄浦区九江路216号地铺A(×河南中路)
021-63212010
by pake_93
| 2006-11-23 19:23
| 上海レストラン紹介