小Lママpakeの日常生活&上海の思い出 (2006/08~2008/05)


by pake_93
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去听小提琴演奏会

先日、演奏会の無料チケットをもらったので、
子供と2人で行ってみた。

これはある華僑夫婦が音楽を目指す学生に自分の所蔵するバイオリンを貸し出したり、助成金を出したりしていて
その援助を受けた学生たちのうち、各コンクールで受賞した学生たちの演奏会が行われたので
私はその華僑の経営する会社のほうからチケットを頂いたという次第。

子供に「バイオリンのコンサートがあるよ。」と言うと
「行く、行くー!」とすぐに反応。
思わず「バイオリンって何か分かってる?」と聞いてしまう母…。





c0090374_0452695.jpg
会場は人民広場にある上海音楽庁。
クラシカルなかなり立派な建物だったので驚き。
チケットの額面には80元と書かれているものの、どうせ来ているのは関係者ばっかりだろうと思っていたら
ダフ屋がしっかりいて、チケットを売っていた。

私の席は二階席一番後ろ。さすが無料の席(爆)。
場内は結構広くて、人もそこそこ入っていた。
いや、多分ほとんどが出演者の関係者だと思うんだけど。
小さな子連れも結構いる。
上海などは特に教育熱心なので、小さい頃からこういう機会に触れさせたい人が結構いるのだろうと思った。

各座席にパンフレットが置いてあったのでパラパラとめくる。
華僑夫婦の挨拶、演目紹介、演奏者・指揮者の紹介のあと
夫婦所蔵の今回貸し出しているバイオリンを写真入で一つに1ページを使って紹介。
音楽知識の無い私でもStradivariくらいは知ってるぞ~。バカ高いということも…。
今回使われたものはかつてリストが所有していたものだそうな。
ほかにもGasparo da Salo、Amati、Guarnerius、Guadagnini、Montagnana、Ruggieri、Tecchlerが紹介されていた。
いやぁ、金持ってるわ…。

その後は華僑夫婦への感謝の言葉が続き、
そしてパンフレットの後ろ1/3は、華僑夫婦経営の会社紹介(爆)。
この演奏会もかなりお金出してるんだろうな…。

さて、演奏会なので携帯をサイレントモードにしようと思ったら
携帯の電波が遮断されているらしく、アンテナどころか「中国移动」(中国の二大キャリアの一つ)の文字さえ表示されない。
さすがだ…。
中国をよく分かっている…。

さて、演奏会はまず司会者が出てきて、
華僑夫婦のこれまで13年間の援助の状況や感謝の言葉を延々と述べだした。
そして最前列に座っているらしい彼らを紹介。
(2階席最後尾なので見えなかった。)

そして演奏会が始まった。
前半部分はオーケストラ。
1.ルーマニア民間楽曲「春」
2.現代革命京劇「智取威虎山」より「打虎上山」
  京胡(京劇の伴奏に使われるニ胡より若干小さめの弦楽器)とオーケストラの協演。
  威虎山に陣取った山賊を取り押さえるため、人民解放軍兵士の杨子荣がスパイとなって潜入し山賊を一網打尽にする話。
3.百鸟朝凤
  唢呐(チャルメラ)とオーケストラの協演で、色々な鳥たちが鳳凰に向かい鳴き声を聞かせるのだが、その鳥の声をチャルメラで表現。
4.梁祝
  「梁山伯と祝英台」(Butterfly Lovers)という有名な悲恋物語をもとにした協奏曲。
  バイオリンソロは特別ゲストでシベリウス国際バイオリンコンクール3位、リピツァバイオリンコンクール1位の上海出身、王之炅(Zhijiong Wang)。
  この協奏曲もかなり有名で結構耳にする機会が多いのですが、生で聞いたのは初めてだったのでちょっとうれしかった。

このあと、後半は各コンクールで受賞した学生さんたちのバイオリンソロ(指導教諭によるピアノ伴奏)だったのだが、
チャイコフスキー、モーツアルト、ラベル、サン・サーンスなどの西洋音楽のほかに
「我爱祖国的台湾」、「苗岭的早晨」(ミャオ族の住む山麓の朝の様子を表した曲)等、
全体的に結構中国の曲が多い選曲だった。(上記2曲と「梁祝」はすべて陳鋼作曲)

また面白いのは曲の前に司会者が出てきて演芸会のように曲紹介をすること。
そしてオーケストラの指揮をしていたおじいちゃんが曲の前にしゃべりまくること。
(いや、話自体は結構面白かったんだが)
そして、曲が終わると花束を渡すのは良いのだが、中休み前には花輪まで出てきた。
クラシックのコンサートとは思えないノリでなかなか興味深かったけど(爆)。

わが息子は中休み前の「梁祝」途中ですっかりご就寝。(この曲、長かったからね)
その後、アンコールのユーモレスク(ソロで弾いた学生さんたちによる共演)まで全く起きず。
一緒に行った日本人の子どもたちも小学生高学年も含め、最後は全て寝てしまっていた。
19時半開演で二時間くらいかと思っていたら、22時過ぎても終わらないんだもん。

ところが、中国のどう見ても幼稚園児か小学校低学年と見られる子供達の元気なこと。
ただし、演奏は全く聴かず、会場内をうろうろと歩き回ったり、おしゃべりしていたんだけどね。
親は何をしているんだろうと見渡すと、寝ていたり、おしゃべりに興じていたり…。
確かに中国は小さい子供に甘い社会だが、
いくらなんでもコンサートのときくらいはきちんと席に座らせて黙らせとくか、
静かに出来ないなら外に出すなりしたほうが良いのでは…と思うんだが、
野放しの親がとっても多かった。
まぁそもそも私たちと同じで誰かの関係者で無料チケットをもらって知り合い見に来ていて
音楽にそれほど興味があるわけでは無いのかもしれないけど…。
その証拠に、後半のバイオリンソロ部分に入ると、
一人の演奏が終わるとその関係者らしき集団がぞろぞろと席を立って帰っていた。

また演奏の途中で前のほうの空いている席に移動したり(←これは大人)
肝心の音楽が聞こえないくらい周りのおしゃべりがうるさかったり(←これも大人)。

一緒に来た日本人は上記の態度に腹を立てて途中で帰っちゃった人もいた。

私としては、実はもっとうるさいのを覚悟していたので
「想像ほどではなかったなー」という感想。
こういうときの中国人の喧しさは有名だから。
もともと、劇や映画を見たりするときもおしゃべりしながら見る人たちなので
そのクラシックだからってそのノリが抜けないのだろうと思う。
それに私の席は最後尾の端っこで周りも日本人ばかりだったから
そこまでうるささが気にならなかったという点もあるとは思うけど。

それに会場側も曲の途中では入場できないように
係員が入り口で途中入場者を止めていたり、
席で立って騒いだり、うろうろしている子供には注意をしたりしていて
それなりに気を使っているのは感じられたので…。

こうしたクラシックを生で一般の人が聞く機会というのは
これまでほとんど無かったのだろうから、
クラシックのコンサートを聴く心構えなんて無いのも仕方ないのかもとも思う。
クラシックが好きでちゃんとお金を出してコンサートに来ている人なら
また違うのではないかな…(と期待)。


そしてアンコール曲が終わると
一旦引っ込められた花輪が再び壇上に出てきて
司会者がまたまた出てきて、華僑夫婦に壇上に上がるよう呼びかけた。
ふーん、初めて見た…。
今まで名前と話だけはそれなりに聞いていた人だったので、ちょっと興味があった。
結構おだやかな優しそうなおじさんとちょっとやり手っぽい奥さんだった。
そして彼らを囲んで記念撮影が始まり、演奏会はよく分からないまま幕切れ。

帰りの車に乗り込んでいたら、先ほどの花輪を捨てるところだったので
同乗者の一人が「頂戴」と言って、花輪を車に乗せた。
せっかくの生花、使い終わったらすぐに捨てちゃうのってなんだかもったいない。
もっとも中国人にとってはそんなのをほしがる日本人のほうがよっぽど変なんだろうけど。

最後は皆で花輪の花のうち、好きなのを適当に選んで解散した。
小Lは眠くて仕方なかったらしく、さっさと家に帰ってすぐに就寝。
そうなることを予想して、明日の準備もご飯も歯磨きもお風呂も全部済ませて出かけていたので良かった。
もっとも「演奏会のこと書くー」と言ってしなかった宿題の日記は
次の日の朝、早起きして書く羽目になった。
だから、帰ってからだと眠くて絶対に書けないって言っておいたのに~。
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by pake_93 | 2006-12-19 00:51 | 中国・上海ガイド